2017年8月31日木曜日

2017 大和平和を祈る集い報告

やまと平和を祈る集い 2017 実施報告

大和YMCAライフサポートセンターでは、地域活動の一環として、812日(土)カンバーランド長老キリスト教会高座教会にて「やまと平和を祈る集い」を大和市内のキリスト教会と協働で実施いたしました。












教派を越えたエキュメニカルの活動として今年で11回目を迎えました。
今回は、日本基督教団神奈川教区巡回教師、青山学院大学名誉教授の関田寛雄牧師をお迎えし、講演会を実施いたしました。関田寛雄牧師は、YMCAの先輩でもあり、YMCAの多くの研修にてご教授いただいてもいます。
第一部は、カンバーランド長老教会東小金井教会関伸子牧師による礼拝を行いました。
第二部は、関田寛雄牧師による講演会です。講演題目として、「戦争と平和をめぐる個人史~最近の潮流を案じて~」です。


関田先生は、ご自身の戦時中や川崎での活動の経験を通して、昨今の日本や世界の時流を鋭く観察され「力でねじ伏せようとする最近の時流に危機感を覚える。力からは憎しみが生まれ相互作用で増幅してしまう。常に対話することを求めることが大切であり、対話によって必ず解決はできると信じている。」とお話をされていました。
 関田先生のお話の後は、関田先生を囲んでのひとときを懇親会として行いました。参加された方々は、銘々に先生方のお話の余韻とそれぞれの繋がりを楽しまれたようです。
 最近は、太平洋に接する国々が力を誇示し、相手から譲歩を勝ち取ろうとするきな臭いニュースが目立ちます。関田先生のお話から、今は、私達を含めお互いが胸襟を開いて対話することが求められているときであり、それは、日々の私達の活動にも通じる思いであることを実感しました。

この平和の集いは、平和を考えていくうえで、大海の中の一滴の活動かもしれませんが、一滴、一滴の活動の積み重ねこそがなければ、真の平和を生み出すことはできません。平和を生み出すYMCAとして、これからも平和を推進していく活動を行っていきたいと思います。


(大和YMCAライフサポートセンター 遠藤・添谷)